日本の企業がIFRSを適用するメリット。特にM&Aを考えて行く場合に。
じげんが「IFRS」適用してM&Aをやりやすくした、という話を聞いたので、それってどういうこと?かを調べてみました。
IFRSとは?
IFRSはインターナショナル・ファイナンシャル・レポーティング・スタンダーズの略です。ざっくり国際会計基準と認識しておけば一旦大丈夫。
IFRSはM&Aでどういうメリットがあるのか?
主に2つのメリットがありそうです。
1.のれん代を償却しなくても良い。
M&Aにおいて、買収する側が気にするのが「のれん代」。IFRSでは『のれんは償却せず毎期減損テストを行うとされており、企業結合後の事業展開が少なくとも減損を要しない程度に成功している限り費用処理する必要は生じない。』とのことです。
2.赤字企業の損失を、親会社側で全額負担しなくても良い。
『日本基準では、債務超過子会社から生じる損失は少数株主持分に負担させず全額親会社負担とするが、IFRSでは、債務超過子会社からの損失も親会社・被支配株主持分に比例配分する。』